仏教講座
講師:岡本一平(恵泉女学園大学非常勤講師、慶應義塾大学非常勤講師)   (2017/3/20更新) 

  本年度の仏教講座は、仏教の基本的な教えを学ぶことを目的とします。
 
その中でも本年度は、特に「大乗仏教」に特有の教え、あるいは「大乗仏教」の独自の解釈を中心にお話をしたいと考えています。
 
仏教は紀元前56世紀頃、インドにおいて釈尊(シャーキャムニ、ブッダ)を開祖として始まった宗教です。釈尊がお亡くなりになると、彼の弟子達は、その教えを伝承し、その真意の探求に努力してきました。しかしながら、このような伝統的な仏教に対して、紀元1世紀頃から、大乗という運動が始まります。中国には、伝統的な仏教と大乗の両方が伝えられますが、大乗が主流になりました。その結果、東アジアでは大乗が多数派を占め、今日でも、日本人に馴染みのある仏教と言えば、「大乗仏教」ということになります。
 「大乗仏教」と一言でいっても、現実には極めて多様です。例えば、日本に存在する仏教諸宗派は基本的に全て「大乗仏教」であり、しかもその教えは異なっています。これを全て学ぶことは大変なことなので、その基本となる部分を学んでゆきたいと考えています。講座の形式は、1時間から1時間半ほど私が話をして、それを題材にして参加者の質問を受け、参加者全員で議論をします。また、当日の私の話と関係なくとも、仏教に関する疑問であれば、お答えいたします。事前に仏教の知識は問いませんので、仏教に関心があれば、どなたでも気軽に参加いただけます。